人を信じられない・信用できない!人間不信になった時の生き方

人を信じらrない

人と話していても作り笑いをしていたり、心から笑えなかったり。あまり人に会いたくないなあと思えて、ひとりで過ごす時間がほとんど。褒められたりしても素直に受け取れず、きっと裏切られる。

そう思いながら今でも過ごしています。

そしてあまりに人を信じられなくなると、「基本的に人を信用しない方がいい」と極端に考えてしまうこともあります。

一人で過ごしていれば気が楽だしこのままでも良いのかなと。

でも、「もっと人を信じられれば良いのに。そうすれば心から笑えたり、人と楽しく過ごせたりするのかな」と心の中で思っている自分もいる。

今回は、人間不信・人を信じること(信用すること)ができない人(私)の生き方、過ごし方をご紹介します。

人間不信の簡易診断!人を信じられない人の特徴

まず、「人間不信」という精神病はありません。病気ではなく人の感じ方の1つになるようですね。

人間不信に似たようなもので、社交不安障害(SAD、対人恐怖症)と呼ばれるものがあります。社会性不安障害には主に下のような身体的症状が出るそうです。

社会性不安障害(SAD、対人恐怖症)の主な症状

  • 人前で話そうとすると手足が震える
  • 額に汗が滲む(にじむ)ほど緊張する
  • めまい、吐き気

こうした症状を繰り返すことで、やがて人の前に立つのが怖くなり、人と接したくないといった人間不信のような状態になります。

もしこれを読んでいるあなた自身にそういった状態があり、日常生活に支障をきたすようでしたら、お近くの心療内科にかかることをお勧めします。

それほどでなくとも、人間不信になっている人には次の特徴があります。

人を信じられない人の簡易診断・チェックリスト

  • 例え周囲に人がいても、なぜかいつも一人ぼっちで孤独感を感じる。
  • 他人の話を聞いてても嘘じゃないかと疑ってしまう。
  • 人がたくさん集まる場所が苦手(合コンやパーティーなど)。
  • 人との付き合いが苦手で、自然と避けている気がする。
  • 自分の悩みを他人に打ち明けられない。
  • 心から笑ったことがない。普段、笑顔が少ない気がする。作り笑いしている。
  • ひとりで過ごしたいと思うことが多い。孤独を好む。
  • 恋愛に消極的。一歩踏み出すのが怖い。
  • 他人も自分も信じられなくなる。
  • 猜疑心(さいぎしん)が強く、あえて人を試すような行動をとってしまう。
  • ルールや規則に厳しいところがある。
  • 自分の部屋に他の人を招き入れたくない。

調べてみると、他人を信じられない人はこんな風に考えてしまうようですね。当てはまるものはあったでしょうか。私はいくつかありました…。

全てに当てはまる人は少ないと思います。ですが、それぞれ思い当たる節がいくつかあることでしょう。

では、なぜ人間不信や人を信じられないようになったのでしょうか。

過去のトラウマがきっかけ?人を信じることができない原因

皆さんの人を信じられなくなったきっかけを調べていくと、その原因はさまざまあるようですね。

人を信じることができない原因一覧

  • 恋人やパートナーの浮気や不倫
  • 大失恋などの恋愛関係の問題
  • 友人や親友からの裏切り
  • 同じクラスや同僚からのいじめ、嫌がらせにあう
  • 家族離散や親の離婚など家族の問題
  • 幼少期に受けた虐待
  • 詐欺にあった
  • 学校、職場において人間関係が上手くできなかった

付き合っていた人が浮気したり、夫(または妻)などのパートナーに不倫されたり、友達に悪口を言われたり、家族のドロドロしたものをみたり…。

色々な原因があるみたいですが、大きくまとめると人間関係での出来事が人間不信・人を信じられなくなる要因になっているみたいですね。

ちなみに私は、学校の友達(?)や職場の先輩からいじめを受けたり、恋人と大喧嘩して別れたり。今考えるといくつかの原因があります。

人を信じられるようになるには?人間不信になった時の生き方

トラウマになるほど人からの裏切りがあった時には、心療内科のお医者さんや心理カウンセラーに通院することで、そうしたトラウマや心的外傷ストレス障害を克服することもあります。

しかしながら、人を信じられない・人間不信の状態というものは精神病などではないため、基本的には私たち自身が気持ちや考えを変えていくしかないんですね。

ここでは、人間不信になった時の過ごし方をいくつかご紹介します。

小さなことから少しずつ信じてみる

いきなり全ての人を信じるなんてことはできません。人間不信でもない人でもそれは難しいことでしょうね。

まずは小さなことでも良いので、少しずつ信じてみることから始めてみましょう。

信じるというのは、例えば相手に何か判断を委ねたり、相手の意見を受け入れたりすることです。

例えば、仕事ならなんでも良いのですが、誰かに業務をお願いしてみたり、意見を聞いてみると良いでしょう。

プライベートでも良いと思います。今日の服装どっちが良いとか、お昼ご飯のおすすめを聞いてみるとか…。

そこまで重要ではないことで良いので、そうした行動をとってみて、受け入れるという流れを繰り返していくと少しずつ「人を信じられない」という壁は下がっていくかと思います。

私はこれを今でも意識して取り組んでいますが、前ほど他人からの言葉への拒絶感がなくなりました。

少人数の信じられる人と過ごしてみる

人を信じられなくなると、ひとりで過ごす時間がどうしても増えてしまいますよね。

そうした一人の時間は、人を信じてみるようなタイミングを得られないため、ますます信用できなくなってしまいます。

人を信じられるようになるためにコミュニケーションを取ることは必須です。

自分と関係性のある中で、少しでも信じられそうな人と一緒に過ごすことから始めていくと良いでしょう。

多くの人と関わると、人間関係がうまくいかない可能性も高くなり、そうした失敗がより自信を損ねてしまうこともあるので、まずは身近な信じられる人との関わりからで大丈夫ですよ。

依存しすぎるのはよくないかもしれませんが、たまに会って息抜き程度に話せる仲間を持つことは素晴らしいことです。私も月に1度会って何気なく話すお友達が二人います。

他人にあまり期待しすぎないこと

「人を信じること」は社会で生きていく上で重要なのですが、その考えに縛られすぎないこともまた大切です。

人から裏切られるということは、裏を返せば「その人に期待していたから」ということです。

その期待(信頼)が大きければ大きいほど、自分の予想と違った結果になった時に、その反動として人間不信につながってしまいます。

「人を信じられない」ということに負い目を感じる必要はありません。信じすぎないことも、自分がよく生きていくために必要なことなんですね。

全く信じず、ひとりで生きていくということではなく、「相手は自分の期待を裏切る可能性がある」ということを頭の片隅に置いて接していくことです。

自分は自分、他人は他人。家族であっても、それらは自分ではなく他人であり、全く同じ考えの人はいません。

この世界に100%信じられる人はいない。そう思いながら生きていくのも全然大丈夫です。無理に変わろうとせず、今の自分のままで生きていくのもまた一つになります。

一つの嘘に縛られないこと

人から嘘をつかれたとします。その嘘を追求し続ける限り、私たちはずっと人を信じることができません。

人間不信から抜け出すためには、相手を赦す(ゆるす)という行動が必要になります。

赦すことができないと、その相手のことをずっと頭の中で考え続け、苦しみにはまってしまいます。

「嘘つかれたのに許せるわけないよ!」と思うかもしれませんね。相手を「完全に許す」のではなく、放っておくことにしましょう。

今の自分自身にとって必要なことは、一度気にしないことにして、心にゆとりを持たせていくことです。

人を信じられるようになりたい時は、相手を赦し、新しいことへ目を向けることが良いかと思います。

今の自分に自信を持つこと

人間不信になっている人に共通する特徴として、自分に自信がないということです。

例えば、”自分自身が嫌いな人”に対して誰かが褒めてくれたとします。しかし、褒められたその人は、自分のことを嫌い、信じていないため、「こんな自分を褒めるなんておかしい」「騙そうとしている。何か裏があるんじゃないかな」と考えてしまいます。

嫌いな自分に対しての他人からの行動や言葉は、どれをとっても不信や不安に感じてしまうんですね。

そんな人は、他人を信用することよりも先に、自分を好きになれるように努力するのが良いでしょう。

運動や読書、映画鑑賞など自分の肉体や精神を高める活動をするだけでも自信につながっていきます。

または何か小さな約束を自分として、それを達成することを繰り返していくと、徐々に自信につながります。例えば、今日の夜ご飯は健康的なものを作ってみるとかそんなのでも良いんですよ。

私も自己肯定感が低い方なのですが、電車の中では本を読んでみたり、なるべく階段を使ってみたり、小さなことですけど自分のためになることを積み重ねています。

今いる環境を大きく変えてみる

人を信じられなくなった時は、環境を変えてみることも手段の一つです。

それは例えば、転職や引っ越しなど、仕事や住環境を変えてみることや、習い事や趣味を探し始め新しいことへチャレンジすることです。

そうした環境を変える行動により、関わる人が大きく変わります。

人が信用できなくなった時は誰と関わっても信じられないように感じますが、それは実は今の自分が生きている周囲との人間関係のみに過ぎない可能性があります。

関わる人を変えることで、気持ちもリフレッシュされるだけでなく、実は信じられる人がいるんだという新たな発見につながることもあるんですね。

その経験があれば、やがて過去に人間関係でうまくいかなくなったことも、笑って他の人に話せる時が来るかもしれませんよ。

あえて忘れようとしないこと

誰かに裏切られたとき、もう忘れてしまいたいと思うかもしれません。特に恋愛面などで大好きだった人と別れてしまった時は、もう忘れようと必死に努力する人もいることでしょう。

しかし、あえて忘れようとしないで、誰かに話したり、SNSにたくさんつぶやいてみたりした方が切り替えられる可能性があります。

脳の構造的に逆に忘れようとするほど、その出来事を鮮明に思い出し定着しやすいのです。

誰かに話してしまった方が心も頭もスッキリするかもしれません。ちなみに私は付き合っていた人と別れた時に、話せる人に話したり、どこかのサイトのコメント欄に愚痴を書いたりしていましたよ。

人が信じられないのは病気ではないので治らない。まずはそんな自分を許すこと

無理に人を信じなくても良い。私は今でも「基本的には人を信用しない」スタイルで生きています。

ただ、そんな自分を恥ずかしがることはありません。それも自分だと思うし、大切にすればいいんですよ。

人を信じられなければ、自分の力を高めればいい。

仕事ならもちろん人と協力しなきゃいけない場面も出てくると思います。そんな時は、相手にそこまで期待することなく、任せてみると良いかもしれません。案外、成るようになります。

不安に感じる時は全て自分で背負い込んだりせず、定期的に相手の現状を聞いてみながら、何かあればお願いすると意外とうまくいくものです。

恋愛や結婚に関して言えることは、相手に依存しすぎないということ。他人は他人なのだから、それぞれ自分の人生があるんだと考えれば少し楽になります。

人を信じられないからと言って、その人をコントロールしようとしても上手くはいかないことが多いものです。

逆にそうした気持ちがあると、その人が自分の思い通りに動かない時に「また彼氏(彼女)に裏切られている…。」とどんどん人を信じられなくなっていきます。

全部じゃなくていい。過ごしているときに少しでも楽しいことができたらそれでいいと思う。

だから、人間不信になりそうな人は、「自分を信じ高めていくこと」「フラットに付き合うという人間関係」の2点に気をつけてみると良いかもしれませんね。

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