学校に行きたくない、行けないときどうすれば?学校に行けなかった僕がしたこと

小学校教室の風景

何で学校に行かなきゃいけないんだろう。学校に行く理由って何?
そう疑問に思う人は多くいると思う。

学校に行く理由もいまいち分からないし、そもそも学校に行きたくないと思う。

いじめや友人関係、勉強など学校に行きたくない理由が明確な人もいるし、特にいじめとかもなく、何となく学校に行きたくないという人もいる。

学校に行こうとしたり、近づいてくると体が自然とこわばったり、拒否反応がでる。
学校に向かっても途中で帰って来てしまったり、前日から憂鬱になったり、泣いてしまったりと体に変化がある人もいるみたい。

こんな感じで、学校に行けない、行きたくないという人はたくさんいて、TwitterなどのSNSをみるとそうした投稿が毎日何件も投稿されている。

Twitter:#学校に行きたくない

そもそも学校っていかなきゃ行けないんだろうか。なんで学校に行きたくないんだろう。学校に行けない、行きたくない時どうしたらいいのか一緒に考えてみよう。

そもそも何で学校に行くの?学校に行く理由は将来の仕事のため

学校に行く理由を大人に聞いてみると次のような答えが返ってくることが多い。

  • 勉強するため
  • 社会性を身につけるため
  • 友達を作るため

などなど、一度はそうした言葉を聞いたことがある人もいると思う。

でも、今は外に出れば塾があるし、家でインターネットに繋げば学習動画が見れる。社会性は習い事やアルバイトでも身に付けられるし、そこで友達も作れる。

じゃあなぜ学校にいかなければいけないのか。
その大きな理由は就職がしにくくなるから。

現在の求人を見るとそのほとんどに高卒以上、大卒以上という記載がある。
つまり学校を卒業していないと、どれほど優秀な人でも会社の面接すら受けられないことも。

そうした社会の仕組みがあるからこそ、僕たちは学校を卒業して就職というルートに沿って過ごしているんだ。

でも「無理をしてでもじゃあ学校にいかなきゃ」といって焦る必要はない。心が疲れているのに無理やり学校に行ってももっと元気がなくなってしまう。

それに今は普通の学校に行かなくても卒業証明を取る手段もあるから、それらも利用して自分の身や心を第一に過ごしていけばいいんだよ。

〇〇しなきゃいけないという考え方から抜け出そう

僕たちはこれからどんどん大人になっていく。タイムマシンが発明されない限り、それを止めることはできない。

だから、大人になる前にぜひ覚えておいてほしいことがあるんだ。学校に行く人、行けない人関係なくみんなに。

明日から使える考え方の1つ。
それは「〇〇しなきゃいけない」という考え方を止めることだ。

例えば今なら「学校へ行かなきゃいけない」という気持ちがどこかにあるから、学校を休むこと、行かないことに罪悪感を感じてしまう。

そうした罪悪感を感じないように、「〜しなくてもいい」「〜という考え方もある」という風に考えるようにしてみよう。

「学校へ行くべき」→「学校へ行くという考え方もある」という風に考え方を帰れば、自然と心は軽くなる。すぐにこの考えにすることは難しいかも知れないけれど、少しずつ思えていければそれでいい。

「〜しなくてもいい、〜という方法もある。」

この考え方は、自分が大人になった時もきっと助けてくれる。仕事に追い込まれそうになったときに、心にゆとりを持たせてくれる魔法の言葉だ。

何となく学校へ行きたくない、だるく感じる

クラスメイトからのいじめや学校の学習についていけないなど、明確な理由があればまだ解決策は思いつくだろう。

でも、学校へ行きたくない、行かない人の中には、「何となく行きたくない」と思う人もいる。それは決して甘えでも悪いことではない。

さて、何となく学校へ行けないときその理由を探すのは大変だ。なぜなら特に困ったこともないから。

勉強は取り組めているし、友達ともちゃんと話せるし、いじめがあったり、嫌な先生がいるわけでもない。

そんな時は、「学校へ行く理由」を自分なりに考えてみるといいかも知れない。

普段、何となく学校へ行っていたから何のために行っているのか分からなくなっている。学校へ行くことに目的をちゃんとつけてあげると、自分は動けるようになる。

その理由は何でもいい。勉強を頑張るため、友達と話すため、給食を食べるため。

自分なりに一番だと思うことを学校へ行く理由にして、1歩を踏み出すきっかけにしてみよう。

学校へ行きたくないは甘えなんかじゃない

僕らの頭の中は「学校は必ず行かなきゃいけないところ」ということが刷り込まれている。

それは今の子供達だけではなくて、君たちの親や先生などの大人も含めてほとんどの人が。

だから、「学校に行きたくない」と話すと、周りの人は驚いて「学校に行きたくないなんて甘えだ」と話す。もしかして自分自身でそう思う人もいるかも知れない。

そんな周りの声や自分の声で悩んで、頭の中はもうぐちゃぐちゃ。不安でしかない。

でも今は自分を許してあげよう。学校に行かないことは甘えなんかじゃない。

誰しも休みは必要で、今がその時だということ。

自分を認めてあげよう。少し時間はかかるかも知れないけれど、「今の自分でいいんだ」と思えてくると心が軽くなる。

学校に行きたくたくない時どうする?学校に行けない時の対処法

何となく学校に行きたくない、あるいは理由があって行けないとなるとほとんどの人は家で休むことになるだろう。

でも何をしたらいいのか分からないし、家には親がいるから気まずい、居心地が悪い、怒られるという人もいると思う。

学校に行けない時どうしたらいいのか、対処法を見ていこう。

学校を休むことを躊躇しないこと

今の君は学校が生活の中心にある。

1日のうち、学校で3分の1程度の時間を過ごしていて、学校が社会の全てだと思ってしまうかもしれない。

しかし、学校は世界の一部でしかない。実はもっと世界は広いし、いろんな人がいるし、出会いもあるし、発見もある。

学校に行かなくても、あなたは死ぬことはないし、価値がなくなるわけでもない。

無理して頑張っていないか、自分を追い込んでいないか、本当に素直に心から今学校へ行きたいって言えるか。

1つでも悩むことがあるなら、今は休むことだ。

休むこともまた勇気のある行動だと思うし、私はそうした君を尊敬し、応援したい。

心が疲れているのに、体を無理に動かして学校に行くといつか立ち直れなくなってしまう。「学校に行かなくてもいい」それもまた自分が選べる選択肢の一つだよ。

他人の目は気にしなくてもいい

学校に行かない、行っていないとなると周囲の目も気になると思う。もし周りが気にならないなら、君はすぐに学校を休むことができるだろう。

でも、「親に絶対に反対される」「周りの友達から変な目で見られる」とか心配事があるから、素直に学校へ行かないということができない。

今は「誰かのためではない、自分のために学校へ行くかを考えているんだ」と思うようにしよう。

自分の人生だ。他人ではなく、自分がどうしたいのか考えていこう。

実際、心配するほど、他の人は自分のことを見ていない。なぜなら、みんな自分のことでいっぱいだからだ。

それは友達でも先生でも親でもみんなそうだ。だから誰かに何言われも、今は気にしなくてもいい。ゆっくりと休んでもいいんだよ。

家にいると親に怒られるから、家にいられない、居づらい

学校へ行かないで休むとなると、ほとんどの人は家にいることになるだろう。

でも家でゆっくりしていると、親からの視線が痛かったり、怒られるという人もいると思う。

学校にも家にも自分の居場所がない。どこにも居られなくなって、「もう消えたい」と塞ぎ込んでしまう人もいるくらいだ。

そんな時、僕が使ってきた場所は次の3つだ。

学校に行けない、行きたくない時におすすめの場所

  • スタバやマクドナルドなどの飲食店
  • 図書館
  • 公園

どこもゆっくりできたし、他の人から痛い視線を感じることも少なかった。
特に図書館はおすすめしたい。僕たちのサードプレイスとして使っていける。

前に鎌倉市図書館がTwitterで呟いていたように、居場所として門を開いていてくれる。

学校に行かなくても勉強はしておこう

ほとんどの大人が「もっと勉強しておけばよかった」と嘆く。しかし過去は戻らないからみんな渋々前を向いている。

勉強は面倒だ。漢字は何回も書かなくちゃいけないし、算数や数学は何言っているのかわからないし、社会や理科は覚えることが多すぎる。

方程式の解き方とか何に役立つんだと思うかもしれない。はっきり言っておくと、僕は大人になって方程式を使ったことはない。

ただ、国語的な数学的なそうした考え方は生きる上でとても生きていると思う。

テレビとかを見ているとたまにいるとても頭の回転が早くて、話が上手な人。そうした人は、やはりよく勉強している。

僕らは社会に出たときにそうした人たちを相手にする時が来る。これは誰でもそうだ。

その時、相手の言いなりにされないよう、うまく言いくるめられないようにするためにはやはり勉強しておいたほうがいい。

今は学校に行かなくてもスマートフォンやパソコンがあれば、どんな情報でも手に入る。学校に行かなくても勉強する環境はあるんだ。

youtube学習塾 中学勉強動画

そういうのを活用して勉強すれば、必ず自分の将来に役立つ時が来る。

なるべくたくさんの本を読むこと

本を読むのは苦手だという人も多いかもしれない。でも読めば読むほどその人の力になる。

本はこの世のタイムマシーン。未来を知ることもできるし、過去へ戻ることもできる。読書はそんな夢のようなものだ。

これは読んでいくとそう感じる時が必ず来る。

でも読みたくないのに、いきなりハリーポッターなどの長い本を勧めても無駄だろう(正直僕は読みきれなかった)。世の中には短くても面白い本が山ほどあるから、それを読んでみるのもいい。

ちなみに僕が人生で最初に一気に完読できたのは、石田衣良の「今日も空は青いか」だ。読み始めたら止まらなくなる、そんな一冊は必ずどこかにある。

不安なことをどんどん紙に書き出してみる

エクスプレッシブ・ライティングという言葉を知っている人は少ないかも知れない。これは頭に浮かんだ不安なこと心配なことをどんどんと紙に書いていくという方法だ。

次々に書き出していくことで頭の中が自然と整理され、ストレスを減らすことができる。

書き出す時間は20分が理想的だが、難しい方もいるだろう。そうした人は、5分や10分と短い時間でも構わない。

とにかく、その時間はそれだけに集中して取り組むことが何よりも必要だ。

誰か読むわけでもないので、どんな汚い言葉でも、見せられない言葉でもいい。それらを一度頭の中から全部出して、自分で読み返すことで、今自分が何を考えているのか知れればいい。

今の自分考え事しすぎて頭がいっぱいになっている状態。それを解決するためには、頭の中を出して整理してあげることが一番速い。

もし少しずつ心に余裕が出てきたら、その一つ一つの悩みに答えを出してみるといいかもしれない。解決できれば心もより軽くなっていくだろう。

外出してみよう

学校に行かなくなるとつい家に引きこもりがちになってしまう。もしかして部屋から出ないこともあり得る。

絶対に毎日出ろとは言わない。外に足を踏み出すにはそれなりの力がいるからね。

今は休むべき時期だから無理に出る必要はない。外出先はちょっとしたどこかで構わない。

近所の公園でもいいし、近くのカフェでもいいし、なんなら家の庭先でもいいだろう。

大事なことは、太陽の光を浴びること、外の空気を吸うこと、外の世界を見ることだ。

学校に行かなくなると、どうしても社会との接点が減って、視野が狭くなっていく。少しでも広く視野を持っておくために余裕が少しできたら外に出てみよう。

朝目覚め、夜寝る生活を心がけてみる

今は何時に起きているだろう。もしかして昼夜逆転している人もいるかもしれない。僕もそうだった。

学校を休んでいると昼間にすることがないから寝てしまって、夜寝られなくなって、朝起きれないなんて日が続いた。

家族と生活リズムが違って会わなくなったり、外に出ることも減って、ますます社会から離れていった。

私たち人間は基本的に日中生活している。社会とのつながりを持つためにもそのリズムに合わせていく必要があるんだ。

体内リズムは常に整えておくと、また外に出た時スムーズに動けるようになるよ。

自分を責めないこと

学校に行かなくなると「自分は悪い」「自分は落ちこぼれなんだ」と責めたり、傷つけたりするかもしれない。でもそんなことはない。

たぶん、自分ができないと思ってしまう原因は他人と比べているからだと思う。

他の子はみんな学校に行けているのに、授業受けられるのにと思うと自分が情けなく感じるだろう。

でも他の人と自分を比べる必要なんて少しもないんだ。人には人のリズムがある。それに学校へ行かなくても社会で活躍している人もたくさんいる。

学校というのは、今の君の一つの選択肢でしかない。

今はゆっくりと休んで、自分を見つめ直す時間にすればいいんだよ。それも個性の一つだし、大切にしてほしいと僕は思う。

学校へ行かなかった人の話を聞いたり、本を読んでみる

テレビに出ているような有名人の中でも、学校に行かなかった人はいるし、行かなくても立派な大人になることはできる。

だからまずは、学校に行けない自分を責めないでほしい。そして自分を大切にしてあげてほしい。

さて、これから自分が大人になるにつれて不安なことも多いかも知れない。だからこそ、学校に行かなかったけどしっかりと働いている人の話を聞いてみてほしいんだ。

何が大変だったか、どうしたらいいのかを聞いてみると、自分の道も見えてくるはずだからさ。

例えば、お笑い芸人の千原ジュニアはみんな知っていると思う。彼はその地域でも有名な中高一貫校に通っていた。

しかし、14歳になったある日、彼は部屋に閉じこもり、鍵をかけたのである。ここから引きこもり生活が始まる。

そんな少年時代を過ごしていた本人がどうして外に出て、芸人の道に進んだのかが書かれている。

もう一冊、企業家の家入一真さんも中学校時代に不登校だった。

中学校2年生から家に引き籠るようになり、人生終わったと思うようになるまでなったが、その後、29歳という若さで起業した企業がジャスダックへ上場した。

そうした本を読んだり、実際に会って話を聞くことで、気がつくことも多い。

これだけの著名人の本を読んでも、「どうせ慣れるのは一握りだ」「この人が特別だったんだ」と思うかも知れない。それでも構わない。読むことに意味がある。

少しでも違う人の人生を知ることで、困ったときに助けになる時が来る。

命をかけてまでも学校へ行かなくてもいい

夏休み明け、9月1日。この日はいつもより学生の自殺率が高くなると言われている。

そうした長期休暇の終わりは平均よりも高くなる傾向にあり、皆さんと同じような学生たちは学校へ行きたくなくて命を捨ててしまう。

でも、この世の中には命よりも大切な場所なんてどこにもない。

確かに学校では、勉強だけではなくて人間関係、社会行動など様々なことが学べる。

でも、それらは生きていないと何の役にもたたない。

学校へ行きたくないあまり、命を捨てるしかないなら行かなくてもいいんだ。
自分を大事にして、今はゆっくり休もう。

安心して過ごせるところで休もう。それは自宅かもしれないし、図書館かもしれないし、公園でも、保健室でも、カフェでもいい。

あなたが今行けるところで少し休憩しましょう。

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