心が無性に寂しい時どうしたらいい?寂しい(淋しい)時の過ごし方や対処法

枯れた木々

私はとても寂しいのです。その原因が、一人暮らしで孤独だからか、遠距離恋愛で恋人と会えず甘えられないからなのか分かりませんが、とにかく何だか寂しいのです。

寂しさを抑えきれず、本当に心が締め付けられるように苦しくなることもあるけれど、どうすればいいのか分からない。でも何とかしてこの寂しさを乗り越えたいし、治したいです。

そう思って、誰かと一緒に出かけたり、好きな音楽を大音量で聴いたり、アプリを使って人と会ってとにかく独りぼっちにならないようにしてみても、寂しさは消えることなく、またやってくるのはなぜでしょう。

もし寂しいという感情が人間からなくなれば、前向きに生きられるような気さえします。

「寂しい気持ちはなくすことができなくても、せめてどうしたらいいのかを知りたい!」と思っているなら、どうして寂しくなるのかの原因や寂しい時の過ごし方を一緒に見ていきましょう。

どうして寂しくなるの?寂しいと感じる原因

寂しいという感情は遺伝子レベルで人間の中に組み込まれている

なぜ寂しい気持ちになるのでしょうか。いつも笑顔で明るい人をみると、寂しくなさそうと思うこともあるように、自分だけが独りぼっちで世界から離れているように感じます。

しかし、人間の遺伝子には「寂しい」という感情が入っているので、いつも笑っているあの人も実はどこかで寂しいと感じることもあるのです。

寂しさは動物の本能に刻み込まれたごく普通の感情であり、人間だけではなく、馬や羊でさえも仲間から隔離された時に通常とは異なる鳴き声をあげます。

このように遺伝的、本能的に織り込まれた寂しさも含め、寂しいと感じる要因として3つの理由があります。

  • 人間の本能、遺伝的感情にある寂しさ
  • 経験したことを思い出すことでうまれる寂しさ
  • 脳の健康状態が悪いための寂しさ

今の自分がどこに原因があるのかしっかりと見極めて、寂しさを少しでも軽くしてみましょう。

寂しさの原因は過去を思い出してしまうから

ふとしたことがきっかけで、急に寂しさや不安感に襲われる時があります。

毎回、違うことが原因で寂しく思うならば、それは過去を思い出しているからです。

例えば、目の前に彼氏(彼女)がいなくても、別れたことを思い出し、寂しさを感じるなど、今とは違うことを想起し心が苦しくなる時は過去に原因があります。

今、自分を寂しくさせている原因は何でしょうか?その問題を解決することで、心の寂しさは少しでも軽くなるでしょう。

寂しいと感じるのは、誰にも言えない秘密があるから

人間が求めているのは、最高の理解者です。自身の意見を聞き、受け止めてくれる人を見つけ、安心感を得たいと思っています。

しかし、家族や恋人、夫婦、親友などいくら信頼できる人を見つけても、話せないような秘密が誰しもあります。

自分の全てを理解してくれる人を見つけたいという願望があっても、全て話すと嫌われたりするかなと不安に思う葛藤があるのが私たちの心です。

その葛藤により、「自分を受け止めてくれる人はいない」と思い込んでしまうことが寂しさの原因になります。

このような場合、アプリやセミナーで人との出会いを増やしても見つからず、完全にその心の穴を埋めることはできないでしょう。

大切なのは、「自分は自分で他人は他人」と考えることです。

自分の考えを理解してほしいと思うのは、自分の思っていることが正しいことではないかもと不安になり、それを受け止め同情してくれる人を求めているからです。

ただ、他の人には他の人なりの考えがあり、全て同じ考えという人はいないでしょう。

そこで必要なのは、自分で自身の考えを認めてあげること。他の人と違ってもいいんだと自分に言い聞かせてあげることです。

脳の健康状態が悪いための寂しさ

上記のように寂しさに原因がわかればその解決策や対応もしやすいでしょう。

しかし、「何だかわからないけど寂しい」といった原因が分からないような人もいます。それは、その寂しさの原因が無意識の中にあるのかもしれません。

それは日々のストレスや日常的な疲れの可能性もあります。学校や仕事、日常生活での精神的、肉体的疲れは脳の健康状態を悪くしてしまいます。

脳の疲れがたまると、ネガティブな感情が高まり、ちょっとしたことでも悩んでしまったり、考え込んでしまいます。それに影響されて「寂しさ」という感情が顔を出し、実際に感じることが増えます。

ゆっくりと休暇をとり、リフレッシュするのもいいかもしれませんが、やはり無意識に隠れているその気持ちを吐露しなければ、休みを抜けた後にまた寂しいという気持ちを繰り返してしまうかもしれません。

そうした場合は、お医者様に相談をして心の悩みを一緒に考えるといいでしょう。

原因が分からないからといって放置しておくと、孤独になり話すことが減り、悩みを自分の中にどんどんと溜め込んでしまいます。

会話の減少はメンタルヘルスに影響を与え、対人不安や抑うつを増やすことになりかねません。

最近の出来事や思ったこと、何気ない考えなどちょっとしたことでも話していくことで見えてくるものもあるので、お医者様に限らず誰かに話してみるということが大切ですよ。

見捨てられないか不安で寂しさを感じる

寂しさを埋めるための1つの行動として、多くの人と出会う方法があります。人と関わり、楽しく過ごしていると心は満たされ、寂しいと感じることはありません。

しかし、その人と離れたりすると、もう会えないのではないか、もう一緒に過ごしてくれないのではないかと不安になり、過度にメールや電話などで連絡を取ろうとしてしまいます。

そうした「見捨てられないか」という不安の根元には、幼少期の母親から受けた愛着がどれほど強いかで変化すると言われています。

もし、小さい頃、親からあまり愛情を受けなかったと思うならば、寂しさはそこから生まれているでしょう。

見捨てられないかの不安感は、時として対人関係を悪くしてしまいます。電話やメールの回数は控えるなど、適度な距離感を保つように心がけましょう。

ただ、そうして連絡回数を減らしても、その心は満たされることなく、むしろ不安に感じることが増えるかと思います。

ここで大切なのは、自分の存在価値を他人から求められているかという点で評価しないことです。

他人から求められること、繋がっていることで自身の存在価値を測ろうとすると、その関係性が希薄になってきたときにどうしても不安感が生まれてしまいます。

しかし、他人との関係性や信頼関係とあなた自身の価値は比例しません。

例えば、今連絡を多く取っている人との関係を断ち、新しい人と出会ったとしましょう。

今まで仲がよかった人との信頼関係は高くとも、初対面の人からするとその信頼はほぼゼロです。他人から評価される価値など、その人によって変わるもので絶対的なものはありません。

そうやって絶えず変化する評価に自分の価値を置くのではなく、あなた自身が自分の存在を認め、生きている価値があると評価してあげることが大切なのです。

「自分には価値がある」そう思えるようになったとき、不安感や寂しさは今よりも少なくなるでしょう。

寂しいことは悪いことでもないかもしれない

「寂しい」という言葉だけを聞くとどうしてもネガティブなイメージばかりが思い浮かんでしまいます。確かに、「寂しい(淋しい)」という言葉を辞書で引くと、「活気がない、心が満ち足りない」といった意味が出てきます。

しかし、寂しいと思える時期は、考え方を変えれば自分自身を見つめ直す大切な時期にすることができるのです。

SNSなどの普及により、なかなか1人になれる時間が少ない中で、そうした周囲に人が少ない時間を作れるのはとても貴重なことなのです。

自分とは何かを考えたり、人目や他人を気にすることなく自分だけの時間を存分に味わってみましょう。

寂しいときどう過ごしたらいい?1人でも楽しく過ごせる方法

1人で過ごすような時、何をしたらいいのか分からない人も多いでしょう。

何か趣味があればそれに没頭することもできますが、特に趣味もないと何をすればいいのか非常に悩みますよね。そんな時、次のようなことをしてみてはいかがでしょうか。

  • 思いっきり体を動かす
  • 瞑想をする
  • 美味しいものを食べにいったり、自分で作ってみる
  • 映画や音楽、絵画などの芸術作品に触れてみる

せっかくの自由な時間です。他人のスケジュールなどに振り回されることなく、なんでもできるのです。

今までしたことがなかったことをやってみて、夢中になれるものを見つけるのもいいでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です